人生は余白ばかり
出産してから、寝られなくなった。
といっても、赤ん坊の夜泣きがひどいとかそういうことではなく、夜中に勝手に目が覚めて、そこから寝られなくなる。
寝ようとして目を瞑るが、眠りに落ちないので、いろいろ考える。
考えているうちに、自分には何にもない、すっからかんな人間に思えてきた。
・仕事はしてるが、特に有能なわけではない。せいぜいワードとエクセルが使えるくらいで、仕事できるふりをしているだけ。
・海外旅行が好きだったが、手配も現地でのコミュニケーションも全部友人にやってもらってた。
・友人はいないわけではないが、数少ないうえに、年々疎遠になってる。かといって、新しい人間関係が築けているわけでもない。
・家事や育児も、どう考えても手際が悪い。が、それをPDCAするとか無いから、手際の悪さが維持されている。
・これといった趣味もなく、情熱を注ぐ何かがあるわけでもない。
・そもそも、人としての魅力がない。
精神衛生が悪くなる程に自分を責めたり、追い込むつもりはないが、アラフォーと呼ばれる年齢の割には、何にも無い気がしてきた。
けれども、そこそこの年数生きてきたのだから、思い出や主張があるはずだ、というか何かあって欲しい。
就活での自己分析が苦手で、当時はやっつけで済ませてしまったが、それをやり直す感じに近い。
ここに考えてることや、思い出したことを書いていけば、自分の何かが浮かび上がって、人生の余白を多少なりとも埋められるのでははないかと期待している。