学生時代から不妊体質だと思ってた
昔から生理不順がひどくて、学生時代は規則的に生理が来たことはなくて、2、3ヶ月来ないとかざらだった。
来たとしても少量で、2日目でも全然ナプキンを変える必要が無くて、茶色のおりもの?と思うくらいに経血は少量で、期間もだいたい3日目で終わっていた。
だから20歳になる前から、自分は不妊だろうなとぼんやり考えていた。
子供が絶対に欲しいとは思わなかったけれども、いつかその考えが変わるかもしれない、その時に生理不順を放置していたことを後悔する日が来るんじゃないか。
後悔することだけは避けたかったから、就職してから婦人科に通い、投薬していた。
ホルモン注射、ホルモン錠剤、低容量ピル、漢方薬や鍼灸など、いろいろ手を出した。
そのかいあったか、30歳の手前くらいから30〜33日周期くらいで生理が来るようになった。
とはいっても、量はやっぱり少なくて、寝ている時は全く出ない。夜用ナプキンなんて、ほぼ使ったことはない。
まあそこそこの量?と思えるのは1日目だけだ。
(経血量は個人差が大きいそうだが、トータルで20g以上あれば正常に入るようだ)
↓このサイトがわかりやすかった
【生理の出血量の平均はどれくらい?】
http://www.02320.net/menstrual-blood/#toc-1
不順がいくらか良くなったとはいえ、自分は妊娠しやすいほうではないだろうなあ、と予想はしていた。
35歳で結婚して半年、妊娠の気配がなかったので夫には言わないで検査を受けてみた。
そしたら案の定、妊娠しづらいホルモン値&卵巣予備能(AMH)が良くないから加療を勧める、と医者に言われた。
AMHの数値は忘れてしまったが、42歳程度だった。
自然に近い妊娠が理想ではあるが、私は1日でも早く妊娠したほうがいいと思っていたから、人工授精は全く考えず、すぐに高度不妊治療できる病院に行った。
(この時はさすがに夫に打ち明けたが、あっさり了承して一緒に病院に行ってくれた)
私は女性側に原因のある不妊だが、男性側に原因がある「男性不妊」も多い。
数年前に聞いた話では、その比率は女性不妊6割、男性不妊4割だったが、最近は半々だと言われているとか。
「今日の自分が、人生の中で一番若い」
婚活も同じようなことを言われるそうだが、極端な話、結婚は70歳を超えてでもすることができるが、妊娠はそうはいかない。リミットはもっとシビアだ。
早期の治療が良かったのか予想よりは早く妊娠、出産することができたと思っている。
私は時間資源を最優先に考えて高度医療を受けたが、それはある程度の蓄えがあったからできたことだ。
わかっていたとはいえ、こんなにかかるのか!と病院の最終会計の時に目が飛び出た。
紆余曲折はあったものの、私がなんとか後悔せずに済んだのは、生理不順を放置しなかったからだと思っている。その点に関しては、過去の自分に感謝したい。